任意整理って何?②

それでは、前回に引き続き任意整理手続きについての疑問点を解決していきます。
今回は、任意整理についてのよくある質問についてお答えします。

Q.前回の記事で、「任意整理をすると利息をカット出来て支払いが楽になる」とありましたが、必ず交渉には応じてもらえるのでしょうか。
A.あくまで、相手とのお話し合いで決めることですので「絶対」応じてもらえるとは限りません。
ただ、私の今までの司法書士の経験からいうと大手消費者金融(CM等で名前を聞いたことのある会社)でしたら、「将来利息カットした元金を5年で支払って下さい」という形で話がまとまるのが通常です。
なお、お客様の今までの支払い状況によっては、交渉に応じてもらえなかったり、支払条件が厳しくなったりする可能性もあります。
例えば、何年も支払いを滞納していた場合は「法的手段に訴えます」という旨の通知を受ける場合もありますので、その意味でも早めに相談して頂くことが得策かと思います。

Q.任意整理をすると支払いが楽になるのは分かりました。ただ、友人からの借金だけは返したいと思うのですが、そのようなことは可能ですか。
A.任意整理は、整理する借金を選べますので、ご友人からの借入れのみを返済し続けることは可能です。

Q.整理対象にする借入れを選べるということでしたら、バイクを残したい場合、バイクのローンを整理対象から外して、バイクを手元に置くことも出来ますか。
A.そのような方法も可能です。
ただ、注意点があります。
例えば、バイクのローンを組んでいる会社と同じ会社からキャッシングをしているような場合、キャッシングローンを整理してしまうと、「バイクのローンだけ整理対象から外すような都合のいいことは出来ません」と言われて、バイクを取り上げられてしまう可能性があるからです。
ただ、これも交渉事なので借入先との交渉によっては、キャッシングローンだけ整理してバイクのローンは整理しないということができる可能性も全くないわけではありません。
借入先の対応次第ということになります。

Q.では、整理対象から外した会社のカードは継続して使えますか。
A.すぐに使えなくなるということはありません。ただ、1つの借金でも任意整理をしてしまうと、信用情報機関(ブラックリストと言われているものです。)に登録されてしまいます。そこで、カード会社がお客様の信用情報を照会したところ、お客様が債務整理していることばバレてしまった場合、カードの有効期間中でもカードが使えなくなってしまう可能性があります。

このように任意整理はとても簡単な手続きですが、1つでも整理対象とすることによりブラックリストに載ってしまうことになるので注意が必要です。
1つ整理しても全部整理しても、結局ブラックリストに載ることを考えると、まとめて整理してしばらくは現金生活に戻るのも一つの選択肢かと思います。
カードでのお支払いは便利ですが、後払いという点で「借金」であることには変わらないことを忘れないようにしましょう。

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