遺留分減殺請求を行う方法と手順①

前回、遺留分について説明しました。
そこで、今回は遺留分減殺請求をする場合の方法はについて説明しようと思います。
遺留分減殺請求の方法に、決まった方式や手順はありませんが、遺産を受け取った方に対して減殺請求を行う方法としては、

1:相手方に直接交渉をする
2:調停(裁判)で争う

基本的にはこの2パターンが考えられます。
今回は、その前提として遺贈と贈与がある場合、どのような順番で減殺するのかについて説明したいと思います。

Q.遺贈と贈与がある場合、どちらから減殺請求すべきですか。
A. 贈与は遺贈を減殺した後に減殺する必要があります。
また、死因贈与のある場合には、遺贈(又は相続させる遺言)→死因贈与→贈与の順に減殺されます。

Q.贈与が複数あった場合、どの贈与から減殺請求すべきですか。
A. 贈与とは、贈与者(被相続人など)の一方が自己の財産を無償で相手に与えるとする契約です。贈与が複数あった場合の減殺は、後に行った贈与から順次行います。
※遺贈の場合とは違い、遺言者がこれと異なる定めをすることは不可能です。

Q.死因贈与とはなんですか。
A. 遺贈と似ていますが、贈与者と受贈者の間で「贈与者が死亡した時点で指定した財産を贈与する」という贈与契約を結ぶことを言います。

このように、遺贈と贈与がある場合は、贈与を先に減殺し、贈与が複数あった場合は後に行った贈与から減殺することになります。
次回は、以上のことを踏まえたうえで遺留分減殺請求を行う場合の方法について説明します。

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