借金の時効成立を狙うのは難しい?②

前回に引き続き、借金の時効消滅についての疑問にお答えします。
前回は、借金の時効消滅を狙うのは難しいということについてお話しました。
今回は、時効援用することのデメリットを中心にお話しようと思います。

Q.では、時効援用することのデメリットはありますか。
A.消費者金融の利用履歴や延滞情報などの事故情報は、信用情報機関の個人信用情報に登録されますが、時効援用をしても必ずしも事故情報が消えるとは限りません。
 JICCの場合には、時効援用があると事故情報を削除する運用にしていますが、他の機関(CIC)の場合にはそのような扱いになるとは限らないからです。
 信用情報機関に事故情報が残ったままの状態になると、ブラックリスト状態となるので新たにローンを組んだりクレジットカードを発行したりすることができません。

Q.ブラックリスト状態になることの他に、デメリットはありますか。
A.時効援用をすると、アコムなどに対して過払い金がある場合は大きな問題が発生します。
 過払い金がある場合に時効援用してしまうと、その後、わざわざ取引履歴を取り寄せて利息制限法に引き直し計算することがないので、過払い金が発生していることに気づくことがなく、過払い金返還請求することができなくなってしまうからです。
 過払い金が発生していると、本来的に借金返済の必要が無く、払いすぎたお金が戻ってくる状態ですから、時効援用などしなくても借金は返済の必要がないのです。
それどころか、時効援用をすると、本来返してもらえるはずの多額の過払い金の存在に気づかず、返還を受けられなくなるので、とても損をしてしまいます。

 このように、アコムなどの消費者金融からの借金の時効を援用すると、さまざまな不利益がありますので、借金問題の解決方法として、時効援用はおすすめではないのです。
 借金返済が苦しい場合、時効の完成によって借金を免れることは、考えない方が得策です。
 それよりも、債務整理によって、根本的に借金問題を解決すべきです。
 司法書士にアコムなどの消費者金融借金の債務整理手続きを依頼したら、その時点で消費者金融からの借金の督促が止まります。
 貸金業法においては、弁護士や司法書士が債務整理に介入した後は、債務者に直接借金の取り立てをしてはいけないことになっているからです。
 このように、アコムなどの消費者金融借金の借金返済が苦しい場合には、時効援用よりも債務整理、特に任意整理が有効な解決手段となります。
 アコムなどの消費者金融からの借金返済に苦しんでいる場合には、司法書士に依頼して任意整理などの債務整理手続きを利用することが効果的な解決方法となります。
 そのためには、まずは司法書士等の専門家に借金の相談に行きましょう。

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